被爆資料の貸出を希望される方へ
被爆資料は1945年8月9日、長崎で引き起こされた原爆被害の「もの言わぬ語り部」です。多くの市民の日常生活の中に存在していたものが、被爆し、破壊され、被爆資料となり、今に至っています。1つとして同じものはなく、それぞれの資料が、被爆により引き起こされた惨禍を伝える極めて大切なものです。
非常にもろい資料ではありますが、被爆の実相を継承するため、原爆展などのための貸出を行っています。
貸出料は無料ですが、以下の要件を満たした輸送・展示を行っていただくことを条件としています。
貸出可能な資料
貸出条件
輸送料は借受者の負担になります。
被爆資料は美術品輸送とし、以下の内容を特記仕様書に含んだ形で輸送契約を締結してください。
- 業務責任者を美術品梱包輸送技能取得士(3級)以上とし、業務担当者は美術品梱包輸送技能取得士資格(3級)以上とする。これにより難い場合は、学芸員資格を有する者による作業を可とする。
- 業務担当者を業務責任者が兼ねることができる。
- 業務担当者は梱包作業前に輸送資料の確認を行い必要な調書を作成し、発注者と原爆資料館学芸員の承認を得ること。
- 業務担当者は、梱包作業、長崎原爆資料館から展示会場までの輸送業務、展示作業、撤去作業、展示会場から長崎原爆資料館の輸送、開梱作業の全てを同一人にて実施すること。作業の補助者をつけることは差し支えない。
- 航空便による輸送は認めない。
- 所定の保険をドアツードアにて付保すること。
仮予約後、輸送業務内容を確認できる書類を添えて、申請書を送付ください。
輸送内容に不備がある場合は貸出できません。
展示会終了後、開催状況等(入場者数、新聞の切抜、スナップ写真等)を報告ください。
手続方法
(1)月曜日~金曜日(祝日除く)の9時から17時までの間に、電話にて仮予約を受け付けます。この際、展示期間・場所を確定しておいてください。
※仮予約は、前年度の1月から受け付けます。
(2)仮予約後、申請書に必要事項を記入して送付してください(Fax・E-mail可)。
※申請書様式
貸出許可申請書(word)、貸出許可申請書(pdf)、貸出許可申請書(記載例)
Fax 095-846-5170
(3)手続終了後、当館から貸出許可証を送付します。貸し出しの条件をよくご確認ください。
(4)申し込まれた資料を指定日に発送いたします。
貸出に関するお問い合わせ
長崎市原爆被爆対策部被爆継承課
TEL:095-844-3913