米露戦略的攻撃削減関する条約(モスクワ条約)
米露戦略的攻撃削減関する条約(モスクワ条約)
- 2002年5月24日、モスクワで開催された米ロ首脳会談にて調印。2003年6月1日、サンクトペテルブルグで開催された米ロ首脳会談にて批准書が交換され条約が発効。
- 2012年までに、戦略核兵器を双方が1,700~2,200発に削減することを定めた。
- 約3ページの非常に簡素な条約で、細かい規定がなく、STARTⅡで廃棄の対象となっていた多弾頭ミサイルも保有可能となるなど、実戦配備する核弾頭やミサイルの種類は、両国が独自に決定する。
- この条約は、配備された戦略核弾頭の削減数を定めたもので、米ロ両国とも削減した核弾頭及び運搬手段(ICBM,SLBM等のミサイル本体、爆撃機等)の廃棄は義務付けられておらず、米ロ両国とも削減した弾頭の保管が可能。