折り鶴

 日本で鶴は縁起のよいものとされ、願いをこめて折り紙で鶴を折るという文化が古くからあります。千羽折ると願いが叶う、これが千羽鶴です。
 広島原爆で被爆した佐々木禎子(さだこ)さんは、白血病の闘病を続けながら、回復を祈って鶴を折り続けましたが、12歳の若さで亡くなりました。広島平和記念公園の「原爆の子」のモデルとして、禎子さんと折り鶴は、平和のシンボルになっています。広島と長崎には、毎年全国各地からたくさんの千羽鶴が届いています。
 イタリア北部エミリア・ロマーニャ州に住んでいる長崎市出身の豊島文(あや)さんと、マッシモ・ベルサーニさん夫妻は、イタリアの子どもたちに鶴を折りながら、折り鶴の持っている意味や平和の大切さを伝えるという平和授業を行っています。できた折り鶴は、長崎市内の小学校に送られています。