文字サイズ
標準

印刷

ENGLISH

解説かいせつ

 

原爆げんばく原理げんり図解ずかい)

原子げんしのまんなかにある原子核げんしかく中性子ちゅうせいしをぶつけると、原子核げんしかく核分裂かくぶんれつして、エネルギーがまれます。それと同時どうじに、2~3中性子ちゅうせいしがとびします。この中性子ちゅうせいしべつ原子核げんしかくにぶつかって、また分裂ぶんれつがおきます。これをくりかえしてエネルギーをみつづけるのが「連鎖れんさ反応はんのう」です。ウランやプルトニウムなど、核分裂かくぶんれつをする物質ぶっしつでも、まったりょうよりすくないりょうだと、連鎖れんさ反応はんのう一定いっていにつづく「臨界りんかい」にはなりません。この臨界りんかいになるりょうを「臨界りんかいりょう」といいます。物質ぶっしつ臨界りんかいりょうになって分裂ぶんれつみじかあいだにおこると、一瞬いっしゅんのうちに非常ひじょうおおきくてつよいエネルギーがまれます。このエネルギーはたかねつをもち、危険きけん放射線ほうしゃせん発生はっせいします。このしくみを使つかってつくられた兵器へいきが、原子げんし爆弾ばくだん原爆げんばく)です。

イメージ
(「原子力げんしりょくのことがわかるほん舘野たてのあつし 監修かんしゅう 数研すうけん出版しゅっぱん