文字サイズ
標準

印刷

ENGLISH

解説かいせつ

放射線ほうしゃせんのしくみ

放射線ほうしゃせんとは

放射線ほうしゃせんとは、原子核げんしかくこわれるときなどにてくる高速こうそくうご粒子りゅうしおおきなエネルギーをもった電磁波でんじはです。たり、はだかんじたりすることができません

放射線ほうしゃせん種類しゅるい

放射線ほうしゃせんには、アルファ(αあるふぁせん、ベータ(βべーたせん、ガンマ(γがんません、エックス(x)せん中性子ちゅうせいしせんなどがあります。

放射線ほうしゃせん特徴とくちょうとして、物質ぶっしつとおける性質せいしつがありますが、どれほどとおけられるかは、放射線ほうしゃせん種類しゅるいとうによってちがいます。また、この性質せいしつ利用りようして、検査けんさ調査ちょうさなどにも活用かつようされています。

エックスせんは、1895ねんにレントゲンという科学かがくしゃによって発見はっけんされ、現在げんざいでは健康けんこう診断しんだんなどでおなじみになっています。しかし、大量たいりょう放射線ほうしゃせんびると、人体じんたいがいあたえます。

原爆げんばく場合ばあい人体じんたいもっとおおきな障害しょうがいをひきおこしたのは、ガンマせん中性子ちゅうせいしせんだといわれています。

イメージ

原爆げんばくにおける放射線ほうしゃせん人体じんたいへの影響えいきょう

原爆げんばく爆発ばくはつした瞬間しゅんかん放出ほうしゅつされた放射線ほうしゃせん (初期しょき放射線ほうしゃせん)のほか、爆発ばくはつしたときのこりのもの地上ちじょう降下こうか(いわゆる「はい」)したものや、またこの放射ほうしゃせい物質ぶっしつじったものが降雨こうう(いわゆる「くろあめ」)したものなどの残留ざんりゅう放射線ほうしゃせんによりばくしたひとおおいといわれています。

放射線ほうしゃせん放射能ほうしゃのうのちがい

放射ほうしゃせい物質ぶっしつからされたものが「放射線ほうしゃせん」です。放射能ほうしゃのうとは、放射線ほうしゃせん能力のうりょくのことです。たきたとえると、「」が「放射能ほうしゃのう」、それから放射ほうしゃされる「ねつ」が「放射線ほうしゃせん」とかんがえるとわかりやすいでしょう。

イメージ
たきひとがあたっている