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紙芝居・絵本

平和学習での活用を図るとともに、被爆の実相の継承や平和の発信を推進していくことを目的として紙芝居や絵本を作成しています。

無料で配布しておりますので、平和学習や修学旅行の事前学習等にお役立てください。
※送料は申込者で負担をお願いいたします。(ゆうパックの着払いでお送りいたします。)

配布を希望する場合は、(公財)長崎平和推進協会へお申込みください。
詳しくは、ピース・ウィング長崎ホームページ(平和学習教材の配布)をご覧ください。
(※令和5年度から長崎平和推進協会へ委託)

作品一覧

  • 1)紙芝居「城山国民学校の物語」
  • 2)紙芝居「瞳の中の子どもたち」
  • 3)絵本「私たちが伝える被爆体験」

1)紙芝居「城山国民学校の物語」 文・絵 マルモトイヅミ

城山国民学校の物語

●爆心地から500メートルの場所にあった城山国民学校で教員をしていた三宅(旧姓:吉野)レイ子さんの被爆体験をもとに作成。

 ●20場面

 ●サイズ:A3横(297㎜×420㎜)

 <概要>

吉野レイ子さんは出勤のための身支度を終えたころ、自宅で被爆。
翌朝、瓦礫道を踏み分けたどり着いた先で見たものは、見るも無残な姿となった城山国民学校の姿、そして同僚・親友の死でした。
10月から稲佐国民学校の教室を借りて授業を再開すると、焼け跡の粗末な家にいるよりもよっぽど楽しかったのか、子どもたちは雨の日も風の日も学校にやってきました。
そして3月に迎えた卒業式は14名での寂しいものとなりました。この卒業式の後、2年間休校し1948年に、城山国民学校は城山小学校として再出発しました。

2014年現在、88歳になられた三宅(旧姓吉野)さんは、「生き残った者の使命として長崎の、そして城山校の出来事を、のちの世に伝えていかなければならない」と考えていらっしゃいます。
“もう二度と、誰もあんなひどい目に遭わないように。そして、あんなつらい悲しい目に、子どもたちを遭わせないために”

2)紙芝居「瞳の中の子どもたち」 文・絵 田島秀彦

瞳の中の子どもたち

●市制施行120周年関連事業「長崎から伝える平和の紙芝居コンクール」長崎平和賞受賞作品。

≫作品集はこちら

●爆心地から700メートルの場所にあった山里国民学校で教員をしていた弓井一子さんの体験談をもとに作成。

●20場面

●サイズ:A3横(297㎜×420㎜)

 ※デジタル紙芝居(DVD)も配布しています。DVDは日本語版と英語版があります。
≫こちらからもご覧いただけます。

<概要>

山里国民学校の教員をしていた主人公は、校庭で防空壕を掘っているときに被爆。奇跡的にかすり傷で済みました。
多くの子どもたちの変わり果てた姿を見ても、あまりの痛ましさと衝撃に心が感じることをやめてしまったのか涙も出ません。

終戦後も亡夫の故郷である平戸で教員として働き続けました。
“瞳の中に生きているあの子たち、いま目の前で輝く瞳を向けてくるこの子たち、そして未来の子どもたちが真に平和な世界を手にすることを祈って”

3)絵本「私たちが伝える被爆体験」 文・絵 長崎市立桜馬場中学校

私たちが伝える被爆体験

●長崎市立桜馬場中学校の生徒が、吉田勝二さん(爆心地から850メートルで被爆)の被爆体験講話をもとにシナリオや原画を考え絵本を作成。

≫デジタル紙芝居(キッズ平和ながさき)はこちら

 ●34ページ(うち、絵16ページ)

 ●サイズ:A4横(210㎜×297㎜)

 <概要>

吉田さんは、13歳のときに屋外で被爆。
顔に大きなケガを負い、足のももから顔に3回皮膚移植をしました。
手術が成功して包帯をとってからも鏡で自分の顔を見る気にはなりませんでした。
退院後、周囲からの視線が気になり家に閉じこもってしまいました。
お母さんの励ましもあり、しばらくして一つの決心がわき上がりました。
「じっとしていてもどうしようもない。自分にはこのつらさを乗り越えなければならない使命がある。自分が被爆者であることを堂々と示して、戦争の恐ろしさを伝えていこう。」

――その後、吉田さんは長い間語り部として被爆体験講話を行ってこられました。

”平和の原点は人間の痛みがわかる心を持つことです”

<お問い合わせ>
被爆継承課
TEL  095-844-3913
FAX  095-846-5170
mail  hibaku@city.nagasaki.lg.jp

/reference/kamishibai/pictures/