平和の泉(へいわのいずみ)
昭和44年8月3日建設
のどが渇いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました
―あの日のある少女の手記から―
昭和20年8月9日原爆のため体内まで焼けただれた被爆者は「水を」「水を」とうめき叫びながら死んでいきました。
その痛ましい霊に水を捧げて、めい福を祈り、あわせて世界恒久平和を祈念するため、核兵器禁止世界平和建設国民会議と長崎市は、全国からの浄財を基として、ここに「平和の泉」を建設しました。
今日ここを訪れてくださいましたあなたに、めい福を祈り、平和を祈念していただければ誠に幸いと存じます。
長崎市長
概要
- 噴水池の直径: 18メートル
- 噴水の高さ: 0.5~6メートル
刻々と変化する水形は、平和のはとの羽ばたきを形どり つるの港といわれる長崎港のつるを象徴しています
昭和44年8月 完成
昭和60年8月 改修