核の傘の下にいる国々

 相手国が攻撃してきた場合、核兵器で反撃するという姿勢を見せることによって相手国の攻撃を思いとどまらせようとすることを、核兵器の抑止力といいます。しかし、抑止力に固執すると、お互いに相手国より強力な核兵器を保有したり開発しようとしたりするために、核の拡散につながり、逆に核兵器による攻撃の危険性が高まる可能性があります。
 日本や韓国、NATO(北大西洋条約機構)の諸国は、いずれも核兵器は保有していませんが、アメリカの持つ核兵器の抑止力を「核の傘」に例えて、その抑止力に依存している国々です。
 これに対し、核兵器の抑止力に頼らない方法で国の安全を保障しようとする考え方を、「非核の傘」といいます。長崎市は、その現実的で具体的な方法として、北東アジア非核兵器地帯(7で解説)を提案しています。