抗議文

2006年02月24日

連合王国首相
トニー・ブレア閣下

長崎市長 伊藤一長

 本日、貴国が米国と共同で、ネバダ核実験場において、臨界前核実験を実施したとの情報に接しました。被爆都市長崎からの抗議を無視し、貴国が臨界前核実験を強行したことに対し、ここに長崎市民を代表して厳重に抗議します。
 長崎市は、61年前核兵器による未曾有の惨禍を経験いたしました。この経験に基づき、二度とこのような惨禍を繰り返してはならないと、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて訴え続けています。
 貴国が臨界前核実験を繰り返すことは、他の国々に核兵器開発の口実さえ与えかねないもので、世界の平和と安定を脅かす暴挙と言わざるを得ません。臨界前核実験は、核実験を禁止する包括的核実験禁止条約(CTBT)の精神に違反しており、断じて容認できません。
 貴国は、「核兵器の威嚇と使用は一般的に国際法に違反する」とした国際司法裁判所の勧告的意見を真摯に受け止め、2000年のNPT再検討会議で認めた「核兵器廃絶へ向けた明確な約束」を誠実に履行していただくよう強く求めます。